北海道山スキー行(2) ― 2011/02/23 15:46
ワイスホルンGPS軌跡図
30日
今日も朝から雪。
岩内には岩内国際スキー場がある。
しかし、現在では一番短いリフトが1本だけ動いているだけで、
他のリフトは動いていない。
北海道でさえも、スキーヤーの減少でスキー場が閉鎖に追い込まれているのである。
このスキー場跡を登って岩内岳を目指そうと、
車でスキー場に向かった。
ところが・・・
リフトが動いていないスキー場に1台のスノーキャットがあり、
それを1日契約した10名の客にだけ開放されていて、
他のスキーヤーの入域を禁止しているということが分かった。
いろいろと交渉してみたが、「この斜面は1日10万円也で販売した
商品です」の1点張りで、とりつくしまもなかった。
やむなく再び車に乗って、
ニセコ方面に向かった。
車内で検討した結果、アンヌプリはこの気象条件では
リフト終点からの入山が禁止されていること間違いなしということで、
閉鎖されているワイススキー場からワイスホルンを目指すことにした。
地図に花園温泉と書いてあるところにはホテルが建っていて、
ここから先はラッセルの世界であった。
しかも重くて深い。
ワイススキー場に到達するだけも30分以上を要した。
まさに無人のスキー場には、なおも激しく雪が降り積もっている。
リフトに沿ってスキー場跡を上がったが、なかなか高度が稼げない。
ラッセルは、深いところでは太ももまでくるところもあった。
それでも粘って、リフトの終点、スキー場の最上端まであがり、
リフトの降車場が屋根付きテラスのようになっているところへ入り込んで昼食、その後、シ-ルをはずして滑走に移った。
昨日の岩内岳の尾根よりはやや斜度があるものの、
今日の深重の雪では全く滑らない。
結局、登りのトレースをたどることになったが、
それでも滑らないというつらい下山となった。
ようやく花園温泉跡のホテルに帰りついて、再び岩内へ。
ところが、別荘を前にして道路に降り積もった雪を4駆のハイエースが突破できない。腹の下に抱え込んだ雪の上に乗り上げるようになって、
車輪が浮いてしまったのである。
別荘から雪かきシャベルを持ってきて、全員で車の掘り出し作戦。
それがクリアした後は、再び別荘の玄関までの道普請。
やれやれ、豪雪地帯の映像をTVで見たり、
民宿の客として宿泊したりはするが、
当事者として雪かきをするのは初めての経験。
じつに大変なものである。
なんとか別荘に入って、薪ストーブに火をつければ
あとは極楽、温泉とご馳走が延々と続いた。
今夜は巨大なマダラの鍋である。
シラコが実においしい。
31日
今日は帰名の日。飛行機は夜便なので余裕がある。
大急ぎで掃除と片づけをして出発。
当初はニセコで昼まで滑る予定であったが、
千歳に近づいておいた方が良いだろうということで、
小樽経由で手稲ハイランドスキー場で半日滑ることになった。
雪質は上々、最も急峻なゲレンデのすぐ横の林に入ると、
ふかふか雪が荒らされずに残っていた。
おかげで
北海道に来て初めての心地よい滑走を存分に楽しむことが出来た。
小生にとっては、今シーズンの初滑りであった。
千歳空港では、お目当ての「ニシンの切り込み」を土産に買って、
名古屋への途についた。
山スキーとしてはやや不満足であったが、
全員がラッセルの訓練、吹雪の中の登行を経験できたし、
北海道の冬の海の幸を徹底的に堪能できたし、
とても満足感のある山行となった。
30日
今日も朝から雪。
岩内には岩内国際スキー場がある。
しかし、現在では一番短いリフトが1本だけ動いているだけで、
他のリフトは動いていない。
北海道でさえも、スキーヤーの減少でスキー場が閉鎖に追い込まれているのである。
このスキー場跡を登って岩内岳を目指そうと、
車でスキー場に向かった。
ところが・・・
リフトが動いていないスキー場に1台のスノーキャットがあり、
それを1日契約した10名の客にだけ開放されていて、
他のスキーヤーの入域を禁止しているということが分かった。
いろいろと交渉してみたが、「この斜面は1日10万円也で販売した
商品です」の1点張りで、とりつくしまもなかった。
やむなく再び車に乗って、
ニセコ方面に向かった。
車内で検討した結果、アンヌプリはこの気象条件では
リフト終点からの入山が禁止されていること間違いなしということで、
閉鎖されているワイススキー場からワイスホルンを目指すことにした。
地図に花園温泉と書いてあるところにはホテルが建っていて、
ここから先はラッセルの世界であった。
しかも重くて深い。
ワイススキー場に到達するだけも30分以上を要した。
まさに無人のスキー場には、なおも激しく雪が降り積もっている。
リフトに沿ってスキー場跡を上がったが、なかなか高度が稼げない。
ラッセルは、深いところでは太ももまでくるところもあった。
それでも粘って、リフトの終点、スキー場の最上端まであがり、
リフトの降車場が屋根付きテラスのようになっているところへ入り込んで昼食、その後、シ-ルをはずして滑走に移った。
昨日の岩内岳の尾根よりはやや斜度があるものの、
今日の深重の雪では全く滑らない。
結局、登りのトレースをたどることになったが、
それでも滑らないというつらい下山となった。
ようやく花園温泉跡のホテルに帰りついて、再び岩内へ。
ところが、別荘を前にして道路に降り積もった雪を4駆のハイエースが突破できない。腹の下に抱え込んだ雪の上に乗り上げるようになって、
車輪が浮いてしまったのである。
別荘から雪かきシャベルを持ってきて、全員で車の掘り出し作戦。
それがクリアした後は、再び別荘の玄関までの道普請。
やれやれ、豪雪地帯の映像をTVで見たり、
民宿の客として宿泊したりはするが、
当事者として雪かきをするのは初めての経験。
じつに大変なものである。
なんとか別荘に入って、薪ストーブに火をつければ
あとは極楽、温泉とご馳走が延々と続いた。
今夜は巨大なマダラの鍋である。
シラコが実においしい。
31日
今日は帰名の日。飛行機は夜便なので余裕がある。
大急ぎで掃除と片づけをして出発。
当初はニセコで昼まで滑る予定であったが、
千歳に近づいておいた方が良いだろうということで、
小樽経由で手稲ハイランドスキー場で半日滑ることになった。
雪質は上々、最も急峻なゲレンデのすぐ横の林に入ると、
ふかふか雪が荒らされずに残っていた。
おかげで
北海道に来て初めての心地よい滑走を存分に楽しむことが出来た。
小生にとっては、今シーズンの初滑りであった。
千歳空港では、お目当ての「ニシンの切り込み」を土産に買って、
名古屋への途についた。
山スキーとしてはやや不満足であったが、
全員がラッセルの訓練、吹雪の中の登行を経験できたし、
北海道の冬の海の幸を徹底的に堪能できたし、
とても満足感のある山行となった。
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