脱原発考(中日新聞2011年10月6日朝刊)2011/10/11 14:18

中日新聞のインタビューを受けたら、
それが記事になった。
写真が出るのは恥ずかしいが、
とりあえず市民測定センターの宣伝と、
政府の暫定基準への批判意見が公開されたのは良かった。

食品中放射能自主基準から計算した年間被曝線量(修正版)2011/10/11 13:48

国の暫定基準に従えば、セシウムだけで年間6.82mSvの内部被曝をする。これに測定されていないストロンチウム-90などの摂取による内部被曝を加算し、福島事故由来の放射性降下物による外部被曝を加えれば、
福島などの激甚汚染地では、年間20mSvを軽く超えてしまう。

東海自主基準では、年間0.35mSvとなり、カリウム-40など自然放射能起源の内部被曝線量(年間0.4mSv)を超えない範囲に収まった。これに、
測定されていない核種による内部被曝や、外食などによる管理できない内部被曝を加えても、年間1mSvを超えることはないだろう。
それでも、汚染激甚地では、これに外部被曝線量が加算されて、年間被曝線量は相当なものになってしまうであろう。
愛知県など空間線量が0.1μSv/Hを超えない地域では、
福島事故由来の外部被曝線量と内部被曝線量の合計値が、
なんとか、年間1mSvの範囲に収まってくれそうである。

このことを確認したうえで、改めて食品ごとの自主基準の
数値を見てほしい。
幼児の場合を除けば、飲料水以外の個別の基準は、全て30Bq/kg以上で設定してある。この設定で、上限いっぱいの食品を毎日摂取して
年間の内部被曝線量が上記の範囲に収まっているのである。
測定センターへの依頼は、検出限界5Bq/kgを求める方が多いが、
10Bq/kgで十分だと思う。
測定機を長時間独占しないやり方にご協力をお願いしたい。
また、このことによって、意欲ある良心的な生産者をこれ以上痛めつけないで
ともに進んでいく道が見えてくるのではないだろうか。

食品中放射能自主基準の設定(修正版)2011/10/11 13:30

先日提案した自主基準の計算表をわかりやすくした。
前回は、セシウム-137の実効線量係数で計算したものを
主として示したが、
今回は、セシウム-137とセシウム-134が、ほぼ同等に
存在しているとして、両者の平均実効線量係数を使ったものを
主として示した。
この計算は、時間の経過とともにずれてくる。
すなわち、再来年の3月には、
セシウム-134が半減しているはずだからである。

その時は、新たに係数を修正したものを示すことになる。

市民放射能測定センター開所式2011/09/28 13:56

中日新聞9月26日朝刊記事

(記事中、ストロンチウムが測定できるというのは
誤りです。測定が難しく、政府や自治体からもなかなか
データが出てこない核種です。
ベータ線しか出さないのが難しさの原因です。
なんと、日本政府の基準もありません。
ウクライナではちゃんとあるのですが…)

食品中放射能含有量自主基準(2)2011/09/28 02:07

自主基準計算結果


政府の暫定基準では、1年間にすさまじい被曝をしてしまう。
これは食品に含まれる放射性セシウムによる被曝だけしか計算されていない。
これ以外に測定もされていなければ、基準も設定されていない
ストロンチウム-90、さらにプルトニウムやウランなどの核種、さらには外部被曝が足し算されるのだからたまらない。

東海ネットの自主基準では、
なんとか天然の放射性核種による内部被曝(カリウム-40など)
年間0.4mSv程度で収まっている。
子供は大人の6分の1程度におさめた。

但し、この計算は内部被曝を重視していないICRPの係数で行っている。
政府の基準と比べるためである。
ICRPを批判するECRRの係数を用いれば、はるかに大きな数値になる。

この自主基準はたたき台である。多くの皆さんとの討論、検討を経て
改良、修正をしていく必要があると思っている。