語り継ぐその先へ~戦後75年2020/08/27 21:23

本年4月に、朝日新聞名古屋本社版の「語り継ぐ戦争」シリーズ第99回に大沼ファミリーの戦後史が掲載されたが、今回は、同じ名古屋本社版で「語り継ぐその先へ~戦後75年」シリーズで再登場となった。
戦争が終わって、日本にに民主主義がプレゼントされたはずだったが、1949年から1950年にかけて、共産党党員であるというだけで簡単に解雇されるという不条理の風が吹きまくったのである。
大沼ファミリーは、もろにその風をくらって、赤貧あろうがごときどん底暮らしに転落したのであった。しかし、不思議なことに暗い生活ではなかった。いわば、「受難者」の誇りみたいなものがあったのである。

語り継ぐ戦争2020/05/10 18:22

朝日新聞名古屋本社版に連載の伊藤智章記者による「語り継ぐ戦争99回」に大沼ファミリーの戦後史が登場しました。
朝鮮動乱前夜に始まった、日本のレッドパージでは、共産党員及びその支持者という理由で、官民合わせて1万数千人が不当解雇されました。米ソ冷戦の開始とともに、アメリカで吹き荒れたマッカーシー上院議員提唱の赤狩りが日本にも及んだものです。
現在では知る人が少なくなっていますが、この国の民主主義の歴史において記憶するべき大きな汚点です。教科書にも記載されるべきだと思います。
アメリカの赤狩りでは、ハリウッドも例外ではなく、多くの映画監督や俳優たちも職を失いました。メキシコの鉱山争議を扱った映画「地の塩」は、そうした監督の一人がメキシコで出会った争議を題材とし、鉱山労働者とその妻たちが俳優として画面に登場しています。チャップリンもハリウッドを追われた俳優の一人です。

今日の収穫2017/07/22 00:23

小さな畑だが、土と植物はありがたい。
今日の収穫は、トマト、ズッキーニ、米ナス、キューリ、モロッコインゲン・・・
カメムシと闘いながらだが、毎日おいしいものが食べられる。

菜園の誘惑1608262016/08/26 11:58

目下最強の難敵であるカメムシ

小さな庭の畑では、毎日虫との戦いが続いている。
今年の悪役ナンバーワンは、この写真のカメムシである。
多分、オオヘリカメムシというのではなかろうか。
主にピーマンとシシトウの枝に団体で登ってきて樹液(?)を吸う。
吸われると枝全体がしなっとしてくる。もちろん、果実も大きくならない。
ナスにも取付いているし、なんとサツマイモにまで手を伸ばしてくる。
獲ろうとすると、ぱらっと下に落ちて地面の穴の中に逃げ込んでします。
そこで、右手でカメムシを捕獲に行って、同時に左手を下方で構ていると、
はたして掌の上に落ちてくるので、すかさずギュッとにぎりつぶす。
結構固いので、強くやらないとつぶれない。
毎日100匹以上はつぶしている。もちろん、臭いも半端ではない。
手はカメムシ油でねっとりとしてくるし、粘っこい甘いにおいが手に浸みこむ。
つぶしてもつぶしても毎日出てくるのは、ハリウッド戦争映画のドイツ兵みたいである。あとからあとから無尽蔵に出てくる感じなのであるう。

それでも、カメムシについて調べてみると、なかなかの奴だということがわかる。半翅目(カメムシ目)には、カメムシ科の他にセミ科やアメンボ科、ヨコバイ科、タガメ科などが含まれていて、8万種もいる。形状も様々である。

しかし、カメムシとの戦いに負けてしまったわけではない。小さいながらもピーマンは採れている。ナスは、秋の気配を感じて新枝を出してきて、つややかな実が生りはじめた。
もうじき9月、白菜や大根をまかなければならない。次はチョウたちとの戦いが始まる。

菜園の花々(8)2016/05/26 01:08

ラベンダー