放射線被爆と人体影響2008/05/26 11:54

授業でも述べたように、放射線の毒性は急性障害だけではない。
がんや白血病など、晩発性の障害や、遺伝的影響があり、これらの毒性については閾値がないと考えられているのである。
つまり、これ以下なら安全という基準はなく、たとえ微量でも被爆しないほうがよいということである。

したがって、先に示した放射線被ばく線量限度というのも安全限界ではなく、なんらかのリスクがある我慢値である。

放射線被ばく線量と人体影響(急性障害)2008/05/26 11:47

放射線被爆線量と人体の急性障害の関係を図示したものである。
広島や長崎でひどい被爆をした人々、東海村で起きたJCO事故で被曝した作業員、チェルノヴイリ原発事故で被爆した多数の消防士や兵士たちは、数百から数1000mSvの被爆をしたことがわかる。

放射線被ばく線量の基準2008/05/26 11:33

先週の授業に関する感想文で質問が多かった放射線被ばく線量の基準(被ばく線量限度)を示す。

ICRPは国際放射線防護委員会。
この表は、その1990年勧告である。この勧告に基づいて、各国は国内法の基準を改正する。
原発労働者や医療労働者などには職業被爆限度(年間20mSv)、
一般の人には公衆被爆限度(年間1mSv)が適用される。
職業被爆限度も妊娠している女性については年間2mSvと一般人に近い基準が適用される。

一般人と職業人との基準の差は、
化学物質の人体リスクに関する社会的管理政策のところで解説したものと同じ論理であることを思い出して模みよう。

ICRP勧告はたびたび改正され、次第に厳しいものになってきている。これは、被爆の人体影響について新しい知見が重ねられてきた結果である。

環境プランニング・フィールドワーク2008/05/11 23:16

環境プランニング・フィールドワーク
 
1. 場所: 平和公園(名古屋東部丘陵)
2. 実施日: 2008年5月17日(土)(小雨決行、悪天候なら6/21(土)に順延))
3. 集合場所: 平和公園・新池北側、元老人ホーム「清風荘」跡地のパターゴルフ場
(地下鉄・東山公園下車徒歩10~15分、星ヶ丘からでも同程度) 
4. 集合時間:午前9時00分
5. 持ち物:筆記具、水筒、昼食
6. 服装: ハイキングが可能な服装、長袖、長ズボンがベター(藪をこぐ可能性あり)
7. 解散時間: 12:30 (平和公園北端~市バス・光が丘停留所付近)

8. 午前中に受講できない学生を対象として、6月21日、午後2:00集合、5:30解散の補講を行う。
(但し、受講希望者は授業の際に大沼まで申し込みをすること。)

人と環境のかかわりの歴史(14)2008/04/25 15:42

荒れ果てたヨーロッパの山々に植林がなされ、
森林が復活した。

それに替わって、アジア、アフリカ、アメリカへとヨーロッパ人たちは進出し、そこでより大規模な森林荒廃を繰り広げた。
環境破壊のグローバリゼーションである。

日本も同じことを海外で展開し、
フィリピン・ミンダナオ島、インドネシア・スマトラ島、マレーシア・ボルネオ島で熱帯林の大規模伐採を行った。
ミンダナオ島の熱帯林はほぼ壊滅状態となっている。