パブコメを出そう!福島第一原発から汚染水を流すべきではない(4) ― 2020/05/11 12:37
トリチウムをめぐる茶番劇
2020年2月12日の福島民友に「風評の深層・トリチウムとは~眼前に「処理水」・・・77万ベクレル」 という記事が掲載された。記者が東電福島第一原発の分析棟を訪問し、資源エネルギー庁の木野正登対策官から説明を受けたとのことだ。記事は以下のとおりである。「処理水を入れたビーカーの水面に検出器を近づけ、処理水から放出される放射線量を測ったところ、検出器の針はほとんど振れない。分析棟内の空間線量とほぼ同じ毎時0.04μSvだった。」
これと同じシーンが2020年2月26日、IAEAのグロッシ事務局長が東京電力福島第一原発を視察した時に再演された。画面から推測すると、この時の測定器は日立アロカメディカル製のTCS-172Bだったものと推定される。すなわちガンマ線を測る測定器であって、ベータ線は検知できない。77万Bq/Lあろうとも、検知できない測定器で針は振れない。トリチウム水など恐れるに足りないことを演出した茶番劇だったと言わざるをえない。このような不誠実な演出をした資源エネルギー庁及び東電を国民、市民は到底信用できない。
2020年2月12日の福島民友に「風評の深層・トリチウムとは~眼前に「処理水」・・・77万ベクレル」 という記事が掲載された。記者が東電福島第一原発の分析棟を訪問し、資源エネルギー庁の木野正登対策官から説明を受けたとのことだ。記事は以下のとおりである。「処理水を入れたビーカーの水面に検出器を近づけ、処理水から放出される放射線量を測ったところ、検出器の針はほとんど振れない。分析棟内の空間線量とほぼ同じ毎時0.04μSvだった。」
これと同じシーンが2020年2月26日、IAEAのグロッシ事務局長が東京電力福島第一原発を視察した時に再演された。画面から推測すると、この時の測定器は日立アロカメディカル製のTCS-172Bだったものと推定される。すなわちガンマ線を測る測定器であって、ベータ線は検知できない。77万Bq/Lあろうとも、検知できない測定器で針は振れない。トリチウム水など恐れるに足りないことを演出した茶番劇だったと言わざるをえない。このような不誠実な演出をした資源エネルギー庁及び東電を国民、市民は到底信用できない。
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