早月尾根から剣岳2009/09/06 23:50

早月小屋から奥大日岳


何し負う早月尾根を登ってみたいと思ってから数年経ってしまった。当初は日帰り登山を目論んでいたが、今回は9月のネパール・トロンパス越えのための高所トレーニングを兼ねて、1泊2日で歩くことにした。

早月尾根から剣岳(2)2009/09/06 23:54

またしても雨の中の出発・・・馬場島登山口にて

2009年8月29日~30日
メンバー:4名
スケジュール:  
8/29(土)(雨のち曇り)起床5:30名古屋出発4:30-東海北陸自動車道-北陸道-立山インター-8:30馬場島登山口(760m)8:55-10:16(1150m地点)10:26-11:00(1420m地点)11:10-11:55(1700m地点)12:05-12:52(1930m地点)13:05-14:00早月小屋(2200m)
8/30(日)(曇り) 起床4:00-早月小屋5:05-5:50(2450m地点)6:00-7:00(2720m地点)7:16-8:15剣岳山頂(2999m)8:37-9:36平蔵の頭(2840m)9:43-10:10前剣(2813m)10:15-10:57一服剣(2618m)11:10-11:30剣山荘(2475m)―12:30(2640m地点)12:40-13:00別山乗越(2700m)-13:50雷鳥沢(2250m)14:06-15:05室堂(2420m)15:20-16:00美女平16:20-16:30立山駅17:12-17:54寺田17:56-18:04上市18:15-(タクシー7500円)-18:50馬場島19:00-(車)-23:30名古屋
                    (高速は、2日間とも1000円均一)

早月尾根から剣岳(3)2009/09/06 23:56

早月小屋から剣御前

夕方から寒冷前線の通過があり、北陸地方は雨。これを知って、前夜発の予定を急遽早朝発に切り替えた。朝起きは苦手だが、前夜の雨の中でのテント設営を嫌ったからである。お陰で、高速道路1000円均一で立山インターまで走ることができた。
 渋滞もなく順調な走行だったので、馬場島を予定通りの9時に出発できた。但し、雨が降りやまなかったために傘を差しての出発となった。道はよく手入れされているが、いきなりの急登から始まった。しばらくして松尾平で一旦緩やかになったが、その後は急登の連続。高度計の数値が気持ちよく増加していく。北の低気圧に向かって南から湿った空気が入っているらしく、やけに蒸し暑い。やがて雨がやんで傘をたたむとちょっと涼しくなった。眺望はほとんどきかない。太い立山杉の林立する尾根をひたすら登っていく。高度計の数値がどんどん増えていくので儲かった気分になる。200mごとに高度表示の立派な看板があるが、あまり正確ではなさそうである。約100mほどのサバが読んであるように思われた。小屋が近くなった所で、小さな池溏があらわれ、なんとヒキガエル(?)のオタマジャクシがたくさん泳いでいた。やっと雪が解けて池溏が現れて、大急ぎで卵が生みおとれたのであろうか。もうじき雪が降るだろうに、なんとも忙しい生活史である。そこからしばらく登ると、突然に林が切れて小さな広場状の丘の上に出た。ガスが薄らぐと足元の窪地に早月小屋が現れた。休憩時間を含めて5時間で登れたことになる。

早月尾根から剣岳(4)2009/09/06 23:58

早月小屋

夕方近くになってガスが切れ始めた。剣の頂はなかなか姿を現さないが、小屋の西側には立山川を隔てて、堂々たる奥大日岳が屹立している。左へ目を転ずると剣御前へと続く優美な大湾曲の奥に、立山3山が額縁の絵のようにのっかっている。思いがけない大パノラマに歓声が起こる。はじめて見る角度、景色なので、感動も大きい。この景色を見ただけでも早月尾根を登りに来た甲斐があるというものである。

早月尾根から剣岳(5)2009/09/06 23:59

ブロッケンが出た!

剣の頂も少しだけ思わせぶりにガスをまとった姿を見せた頃、傾いた夕陽が背中から小窓尾根方向のガスにさしかけて、ブロッケンが現れた。手を振ると何倍にも伸びた手の影が時計の振り子のように動く。周りには虹が2重に現れた。南八ヶ岳の天狗岳で見たのが最後だから10年ぶりくらいだろうか。