伊吹山(1377m)2013/09/16 11:23

3合目から見上げる伊吹山


今年は結構頑張って山に登っている。
1月の北海道ニセコ周辺に始まって、2月の蔵王、戸隠(飯綱山)、5月の八甲田山、6月の飯豊連峰石転び沢、7月の鳩吹山~継尾山、そして今回の伊吹山、なんとか月イチペースが維持されている。原子力市民委員会や放射能測定センター(cラボ)、市民放射能測定所共同データベース(みんなのDS) の構築など、放射能と原発関連の仕事は減るどころかむしろ増えている中での山登りだから、結構大変である。

伊吹山は本当に久しぶりだ。朝な夕なに、通勤途上の矢田川や庄内川の堤防上から遠望されるのだが、なかなか登りに行けない。しかし、いざ行こうと思い立てば、名古屋駅からJR快速に乗って、往復2000円ちょっとで行ける手軽な山で、なおかつ登りの標高差が1100mもある立派なやまなのである。

2013年8月4日(晴れ)
コースタイム:名古屋駅7:32-(JR快速)-8:30近江長岡8:40-(バス)-9:10伊吹山登山口(230m)9:20-一合目(420m)9:51-二合目(550m)10:18-三合目(760m)11:15-11:30四合目(880m)メシ11:39-五合目(1000m)11:54-六合目(1100m)12:06-七合目(1100m)12:22-八合目(1320m)12:41-12:50頂上(1377m)13:10-14:11四合目(880m)昼飯14:28-15:50登山口(230m)16:05-(バス)-16:30近江長岡

伊吹山(1377m)(2)2013/09/16 11:37

7合目から3合目付近を見下ろす



運動不足解消に、伊吹山に出かけた。うれしいのは、JRの普通列車(快速)で名古屋駅からちょうど1時間、片道1110円で行けるところだ。昔、10円でも惜しい貧乏学生だった頃でも、ここならなんとかスキーに行くことが出来た。駅前からバスがあるが、歩いても登山口まで1時間である。大学院生になって名古屋に来た年に、一人でスキーで登って、頂上から滑った。45年前の話しだ。名古屋に来て初めての山スキーだった。六合目から8合目にかけてはなかなかの急斜面だった。

伊吹山(1377m)(3)2013/09/16 11:40

シモツケソウ


今日はおとなしく駅前からバスに乗って登山口へ。関西方面からの客が多いが、乗車率は50%ほど。ところが登山口から杉木立の中を登りはじめると、上からどんどんと人が降りてくる。ご来光組である。山ガールブームはこんな山にまでやってきているようである。もっとも、伊吹山は深田百名山にも数えられていて、「こんな山」ではないのかもしれない。

伊吹山(1377m)(4)2013/09/16 11:42

ルリトラノオ


 改めて地図を見ると、登山口の標高は230mで、頂上が1377mだから、高度差が約1050mもあり、そこそこのアルバイトである。落差は鈴鹿連峰を上回り、眺望も琵琶湖を見下ろす絶好の位置に立っている。スキー場が閉鎖になり、3合目までのゴンドラも閉鎖されたので、今はもろに標高差を足で稼がなければならない、なかなかの名山になったのである。
 涼しい杉木立が終わると2合目、ここからは日影がほとんどないので雨傘をさしながら登る。今日はそよ風が吹いているので、直射日光さえ防げばなかなか快適な登山日和である。やがて3合目、スキー場のあったところである。4合目には茶店が営業していて、そこのベンチを借りておにぎりを一つ食べた。

伊吹山(1377m)(5)2013/09/16 11:44

シシウド


 5合目を過ぎると急登が始まるが、ゆるやかにジグザグが切ってあって歩きやすい。このあたりから高山植物のお花畑が始まる。ホタルブクロ、シモツケソウ、ルリトラノオ、シシウド・・・振り返れば琵琶湖が大きく広がっていて、陽光に輝く水面に竹生島が浮かんでいる。