恵那山2009(1) ― 2009/07/18 16:13
恵那山・2009
2009年7月4日
メンバー:9名
コースタイム:
名古屋(本郷集合)7:00-黒井沢登山口(1140m)8:40-9:43(1460m地点)9:55-10:43野熊の池避難小屋(1710m)11:00-12:30湧き水(2060m)12:35-12:50頂上避難小屋(2160m)-13:00頂上(2190m)14:22-17:47黒井沢登山口
感想:
久しぶりの恵那山だった。もしかすると20年ぶりくらいかもしれない。名古屋の我が家の近くの丘の上からいつも見えるし、いろいろな山に登るたびに、その頂上から独特の台形の山容が遠望される。それでも実際に登るのは久しぶりである。黒井沢林道が大雨のたびに土砂崩れで閉鎖になることが多いためかもしれない。
この山は40年以上も前に名古屋に住み始めてはじめて登った記念すべき山である。長女の名前をもらった山でもある。その子供たちが小さい頃は何度となく登ったものであった。
今回は20代の若者が3人も参加してくれた。元の職場の野球の試合に誘われた時に成立した山登り計画であった。名工大のSさんも30代なので、いつものブナの木スキークラブの面々が相乗りしても平均年齢は約40歳である。
数日前までの天気予報は雨。傘と雨具両方の携行を連絡したが、当日の朝になってみると雲が切れ始め、登りだすころには晴れになってしまった。心がけが良いのは誰かな・・・などと言い合いながらの出発。若者は声にも張があって、全体が明るい雰囲気に包まれる。
野熊の池避難小屋は健在で、内部も清潔に保たれている。最後にこの山を登ったのが初冬(12月)で、この小屋で大宴会をやって翌朝膝までのラッセルをしながら登頂したことを思い出した。ダイヤモンドダストが見える冷たい日だった。
野熊の池を過ぎると、この山の本領が出てくる。登っても登っても頂上が遠い。カラマツの植林帯を登っていくのだが、道はそのまま頂上へ向かわずに、細長い頂陵の少し下方をアップダウンを繰り返しながら回り込んでいくのである。途中に湧き水が出ていて、これが実に冷たい。厳冬期の冷たさがそのまま凍土となって頂陵の芯の部分に残っているかのようで、10秒も手を入れるとしびれてしまう。
頂上避難小屋に着くと思いがけなく大勢の登山者がいた。我々が登った黒井沢ルートはほとんど人がいなかったのだが、どうも富士見台ルートから来る人が多いらしい。頂上には立派な展望台が建っていた。しかし、ガスのために何も見えない。用意してきたラーメンオジヤの製作にかかるがブユのような虫がうるさい。そこで狭い展望台に9年全員がぎゅう詰めに座って食べることにした。ラーメンにナメコとサヤインゲンを加えて、ご飯を入れるだけのシンプル料理なのであるが、山ではこれが実にうまいのである。
昼食をゆったりととった後、下山ものんびりペースで歩いた。なにしろ1年中で最も日が長い時期なので、余裕綽々である。結局3時間20分で降りたことになる。川上集落で岡崎方面に帰るKさんと別れて、中津川から高速に乗り、まだ十分に明るい名古屋に着いた。(了)
2009年7月4日
メンバー:9名
コースタイム:
名古屋(本郷集合)7:00-黒井沢登山口(1140m)8:40-9:43(1460m地点)9:55-10:43野熊の池避難小屋(1710m)11:00-12:30湧き水(2060m)12:35-12:50頂上避難小屋(2160m)-13:00頂上(2190m)14:22-17:47黒井沢登山口
感想:
久しぶりの恵那山だった。もしかすると20年ぶりくらいかもしれない。名古屋の我が家の近くの丘の上からいつも見えるし、いろいろな山に登るたびに、その頂上から独特の台形の山容が遠望される。それでも実際に登るのは久しぶりである。黒井沢林道が大雨のたびに土砂崩れで閉鎖になることが多いためかもしれない。
この山は40年以上も前に名古屋に住み始めてはじめて登った記念すべき山である。長女の名前をもらった山でもある。その子供たちが小さい頃は何度となく登ったものであった。
今回は20代の若者が3人も参加してくれた。元の職場の野球の試合に誘われた時に成立した山登り計画であった。名工大のSさんも30代なので、いつものブナの木スキークラブの面々が相乗りしても平均年齢は約40歳である。
数日前までの天気予報は雨。傘と雨具両方の携行を連絡したが、当日の朝になってみると雲が切れ始め、登りだすころには晴れになってしまった。心がけが良いのは誰かな・・・などと言い合いながらの出発。若者は声にも張があって、全体が明るい雰囲気に包まれる。
野熊の池避難小屋は健在で、内部も清潔に保たれている。最後にこの山を登ったのが初冬(12月)で、この小屋で大宴会をやって翌朝膝までのラッセルをしながら登頂したことを思い出した。ダイヤモンドダストが見える冷たい日だった。
野熊の池を過ぎると、この山の本領が出てくる。登っても登っても頂上が遠い。カラマツの植林帯を登っていくのだが、道はそのまま頂上へ向かわずに、細長い頂陵の少し下方をアップダウンを繰り返しながら回り込んでいくのである。途中に湧き水が出ていて、これが実に冷たい。厳冬期の冷たさがそのまま凍土となって頂陵の芯の部分に残っているかのようで、10秒も手を入れるとしびれてしまう。
頂上避難小屋に着くと思いがけなく大勢の登山者がいた。我々が登った黒井沢ルートはほとんど人がいなかったのだが、どうも富士見台ルートから来る人が多いらしい。頂上には立派な展望台が建っていた。しかし、ガスのために何も見えない。用意してきたラーメンオジヤの製作にかかるがブユのような虫がうるさい。そこで狭い展望台に9年全員がぎゅう詰めに座って食べることにした。ラーメンにナメコとサヤインゲンを加えて、ご飯を入れるだけのシンプル料理なのであるが、山ではこれが実にうまいのである。
昼食をゆったりととった後、下山ものんびりペースで歩いた。なにしろ1年中で最も日が長い時期なので、余裕綽々である。結局3時間20分で降りたことになる。川上集落で岡崎方面に帰るKさんと別れて、中津川から高速に乗り、まだ十分に明るい名古屋に着いた。(了)
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