食品中放射能自主基準から計算した年間被曝線量(修正版)2011/10/11 13:48

国の暫定基準に従えば、セシウムだけで年間6.82mSvの内部被曝をする。これに測定されていないストロンチウム-90などの摂取による内部被曝を加算し、福島事故由来の放射性降下物による外部被曝を加えれば、
福島などの激甚汚染地では、年間20mSvを軽く超えてしまう。

東海自主基準では、年間0.35mSvとなり、カリウム-40など自然放射能起源の内部被曝線量(年間0.4mSv)を超えない範囲に収まった。これに、
測定されていない核種による内部被曝や、外食などによる管理できない内部被曝を加えても、年間1mSvを超えることはないだろう。
それでも、汚染激甚地では、これに外部被曝線量が加算されて、年間被曝線量は相当なものになってしまうであろう。
愛知県など空間線量が0.1μSv/Hを超えない地域では、
福島事故由来の外部被曝線量と内部被曝線量の合計値が、
なんとか、年間1mSvの範囲に収まってくれそうである。

このことを確認したうえで、改めて食品ごとの自主基準の
数値を見てほしい。
幼児の場合を除けば、飲料水以外の個別の基準は、全て30Bq/kg以上で設定してある。この設定で、上限いっぱいの食品を毎日摂取して
年間の内部被曝線量が上記の範囲に収まっているのである。
測定センターへの依頼は、検出限界5Bq/kgを求める方が多いが、
10Bq/kgで十分だと思う。
測定機を長時間独占しないやり方にご協力をお願いしたい。
また、このことによって、意欲ある良心的な生産者をこれ以上痛めつけないで
ともに進んでいく道が見えてくるのではないだろうか。

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