飯豊連峰・石転び沢2013(11)2013/06/04 23:48

十文字鞍部に建つ梅花皮小屋


見上げればはるか上方に青空をくっきりと切り取るように雪面の縁が見えるだけである。高度計の数値がじりじりと上がっていくことだけを楽しみにして、黙々と足元に神経を集中しながら登り続ける。突如、北股岳の斜面でガラガラと音がして落石が落ちてきた。石がすごい勢いで雪面を転がっていく。「らぁ~く」と叫ぶ。幸いにもNさんのツェルトのところまでは届かなかったようで安心した。しばらくすると今度はドスンと鈍い音がして再び落石。今度もツェルトのあたりまでは届かなかったようである。(この時、Nさんは肝を冷やしながらツェルトから首を出して石の行方を見守っていたそうである。)

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