花のグリンデルヴァルトを歩く(72) ― 2014/08/01 01:07
バーゼル駅について、フランス駅に移動してフランス国鉄のローカル線を待つがいっこうに電車が来ない。なんと、フランス国鉄のストライキなのである。スイス駅とフランス駅の境目に赤い腕章を蒔いた連中が数人立ってにやにやしていたのはこのことだったのである。管理職かと思われる立派な帽子をかぶった連中がプラットホームに立っている。最初にやってきたのが快速列車で、我々が行きたいバルテンハイムには止まらない。結局、1時間半ほど待って、ようやくやってきた普通列車に乗ることが出来た。それにしてもフランスの労働者は大したものである。まだ電車を止めるストライキを打つことが出来るのである。日本ではすっかり過去のものになってしまった。電車を止めるストライキをマスコミと国民が束になって非難したからである。しかし、他人のストライキ権をつぶせば、やがては自分たちのストライキ権も失うことになる。かくして日本の労働者は、権力や資本家と闘う手段を次々と失ってきたのであった。
6月12日:フランス国鉄で空港に近い駅まで行ってから歩いて行こうと思っていたが、ストライキは今日も続いている。やむなく、ホテルのフロントでタクシーを呼んでもらって空港に向かった。17ユーロだった。
6月12日:フランス国鉄で空港に近い駅まで行ってから歩いて行こうと思っていたが、ストライキは今日も続いている。やむなく、ホテルのフロントでタクシーを呼んでもらって空港に向かった。17ユーロだった。
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