俱留尊山(くろそやま1038m)32020/12/22 16:33

杉林の中を登る


好天の名古屋を出発したのに、鈴鹿連峰は厚い雲の中である。名阪国道で柘植のあたりを通過するときには、なんと雨(西高東低の雨なので、時雨)まで降ってきた。やれやれ紀伊半島の天気はなじみがないだけに難しい。地図を見ると、山がない琵琶湖の影響が大きいことがわかる。北西の季節風、あるいは雪雲がノーガードで南下できる地形となっているのである。
上野ICから国道368号線で南下し始めた頃、ようやく晴れ間も見えてきた。名張をつききってさらに南下し、津市三杉町に入る。合併前の美杉村である。中太郎生(なかたろお)というなにやら由緒ありげな集落にかかると、前方に尖がった山が見えてきた。俱留尊山である。
 中太郎生郵便局から登山口までの道が良くわからない。なにしろ地図の準備さえしてこなかったのである。うろうろしていると車が山のほうから下りてきたので、運転していたご老人に道を尋ねた。そのうちに、角の店屋さんのおかみさんが掃除に出てきたのを見つけてさらに道を聞いた。ともかく山のほうに向かって細い道を前進し、途中で草刈りをしていた方のアドヴァイスで、県営のロボット雨量観測所の前に車を駐めた。ここは、偶然にも西浦峠ルートと亀山峠ルートとの分岐点であった。小さな道標も立っていた。

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