山遊び通信(ブナの木山スキークラブ会報)第68-1号2006/08/01 22:27

オサバグサ(撮影:S I さん)
 たくさんの切れ込みが平行に入る葉っぱの様子が機織のオサに似ている 

        <7/15-17 ぶなの木総会山行>
参加者:計17名

7月15日
鉢盛山 7:30本郷を出発、中津川で中央自動車道を降り、19号で朝日村へ行き役場でゲートの鍵を借りて林道に入る。林道は未舗装で所々浅い段差穴あり、11時ごろ登山口前の駐車場に着く。昼食を取って、登山開始、ひのき、シラビソなど原生林のなかをジグサグに登って行く。ゴゼンタチバナ、オサバグサが一杯咲いている。途中の水場は水なし。ハト峰に続く県界尾根に出る。プレハブ作りの鉢盛山荘
あたりは平原、少し登ると山頂である。一等三
角点のまわりに祠が散在している。顔の周りを
うるさく虫が飛び回っている。きゅうりとビール
で乾杯。北の方にはマイクロウエーブ反射板と
雨量計がある。2時半ころ下山、駐車場、林道を
下ってゲートを閉め、宿泊先へ行く。

朝日村緑の体験館(総会会場と宿泊場所)

夕食後、総会を開く。                       

7月16日
高ボッチ、美ヶ原は雨で中止。村役場に昨日の鍵を返して、朝日美術館、縄文村歴史民族資料館を訪れる。次に五一ワイン、イヅツワインによって、ジュース、ワインを買ったり、試飲をしたりした。松本市民芸館に行く。柳宗悦という人が民衆の生活用具や衣類に美しさを発見したというのが民芸であるという話である。2時頃豊科近くの蕎麦屋で昼食を取る。宿泊は国民宿舎有明荘。

7月17日
この日は有明山に登る予定が、梅雨前線南下して、大雨中房温泉への道が増水のため閉鎖されるかもしれないと言うことで豪雨の中を有明荘を出る。大町山岳博物館へ行った。昼食は新行まで行ってそばを食べる、昨日のそばが期待通りではなかったのでリターンマッチであるとか、隣りの種山商店で土産を買う人もいた。帰る途中の田淵行男記念館へ行き写真を見る。豊科から帰る。
                               記 K O 
                    



鉢盛山と民芸館など
イネ科と思われる花粉症のため、5月中旬から山に行けずに困っていました。ようやく先週、ぶなの木の2006年度総会で、木曽川源流の山である鉢盛山に登ることができました。あいにくの天気で、期待の槍穂は見えませんでしたが、久しぶりの山歩きは快適でした。ブヨが多くて、大分刺されたのが玉に瑕でしょうか。
翌日は雨。高ボッチ登山をやめて松本民芸館へ。ここで民芸の父・柳宗悦の生涯をえがいたビデオを見てとても感動しました。その後、中房温泉の国民宿舎に泊まって、翌日に有明山を登るつもりだったのですが、豪雨で道路閉鎖になる恐れが高いという宿のアドヴァイスにしたがって無念の下山。やむなく見学した大町山岳博物館でしたが、想像したよりも良い展示で少しむくわれました。特に、2Fの剥製を多用したジオラマに見るべきものがありました。その後昼食にソバを食べようと、大町スキー場のむこうの集落にある小さな蕎麦屋さんへ。これが大正解で、とてもおいしいソバでした。秋の新そばのときならもっとおいしいに違いありません。村おこしで始めたソバ栽培、そして蕎麦屋の開業だったとか、感じのよい店でした。(大沼淳一)

総会は、食事とは別できちんとできて良かったです。3日間の日程は、少し長かった。でも、お天気の悪い中、今まで行ってみたいと思っていた山岳博物館と田淵行男記念館にいくことができて満足しました。    T T

先日の総会は久しぶりに皆さんに会えてうれしかったです。
鉢盛山に登れ、ゆっくりと温泉宿に泊れて、美術館、博物館巡りと贅沢な3日間をすごすことができました。   S I


<8月山行計画>

1.涸沢ヒュッテ音楽祭~槍

出発:8月18日〔金〕午後8時出発(本郷集合)
前夜泊はいつものように、沢渡駐車場。人数が多ければ、JOさんがテントを持っていきます。(寝袋必携です、さらに朝飯も・・・お湯を沸かせる準備をしていきますから、ラーメン、カップヌードルOKです)
車は最低2台必要かもしれません。1台は準備の都合上、JO車。
8月19日(土) 沢渡~上高地~涸沢ヒュッテ
8月20日(日) ①(土日組)ヒュッテ~前穂高~上高地~沢渡~名古屋
    ②(土日月組)ヒュッテ~横尾本谷左俣~キレット底部~槍ヶ岳
             (又は、北穂経由で槍ヶ岳)
8月21日(月) ②(土日月組)槍ヶ岳~沢渡~名古屋

申し込み先: 052-779-4291
 今のところの参加者:5-6名

2.上信越国境稜線の連邦の最高峰、
秘峰 佐武流山(2191m)

9月23日(土)朝出発~25日(月) 宿泊はおしゃれなお宿です。(ヒュッテひだまり?)
 9/23 出発~志賀高原散策~泊
 9/24 佐武流山      泊
 9/25 苗場山~ 帰
 宿の予約がありますので8月25日までに
052-872-9529さんに申し込んでください


            <個人山行記録>

花の大雪山 旭岳  (S T)

7月13日木曜日、63才以上の男女三名が旭岳ロープウイ6時に出発。運賃は冬に較べ、大幅に高い。 6時12分姿見の駅に着く。夜明けまでの雨は止み、日中は晴れの予報であるが霧で視界は大変悪い。雪が無いため、地形が異なって見える。登山道に従って歩くのみである。 3合目当たりでは噴気の匂いはするが煙は見えず。高山植物も無く富士山を登山しているような、感がする。 8合目あたりから時々ガスが切れ下界が見えるが、頂上エリヤが長い山である。 三角点に8時45分に着く。時々下界が見えるがガスが流れ大展望はお預け‥苦労して登った頂上を、8割の人々は登りと同じ道を歩いて下山するが少し周り道をすれば、雪と花が待っている。
我々は、間宮岳に向かって長い雪渓を下りて行く、今年は残雪が少ないような気がする。夏の雪歩きは楽しい。鞍部からは間宮岳にかけて、緩い登りとなり登山道の周りには高山植物が多く花の最盛期である。叉、この辺りからは裏旭岳の眺めも素晴らしい。尾根上の中岳分岐からの、御鉢平を囲む北鎮岳他の山々の展望もすてがたい。
 中岳温泉にかけての下りも花の縦走路である。中岳温泉、足湯に入っている人がいたので仲間に入る、素足に泥の感触が気持ちが良い、温泉にはスコップが置いてあり、登山者が少ない時ならば入浴はできる。温泉の看板は無くなっていた。
 姿見池の少し東方の観光客のいない所に、旭岳の噴気と青空そして高山植物が見られるポイントがある。この辺り花が多くなったような気がする。
 14時姿見駅着明日の山、ニセイカウシュッベ山のため旭川市経由で層雲峡に車で移動する。
本日の中岳分岐から、北鎮岳黒岳、層雲峡と行けは早いが‥‥
車は便利な時が多いが、不便な時もある。

キリマンジャロ登山の記録(12)2006/08/03 00:25

解散式(ホロンボハットにて)で「キリマンジャロの歌」をみんなで合唱

     <第11~12日 ナカラホテル~モシ~ナイロビ~名古屋>

12/29(晴) 6:30起床-7:00朝食-出発8:20-モシ(スーパーで買い物)-アルーシャ-12:44ナマンガ(国境)13:10-14:50ナイロビ空港
 
 今日は国境を越えて一気にナイロビ空港に直行して、午後6時20分発のドバイ行きに乗らなければならない。キボスロープのドライバーはナマンガまで、ケニア側の車がちゃんと来ているのか、何を目印に落ち合えば良いのかの確認に不安があった。ドライバーに確かめたが要領を得ない。アフロスペースの河上さんに電話したがあいにくつながらない。それでもホテルの肝っ玉お母さんは「大丈夫よ」と太鼓判を押してくれる。心配しても仕方がないのでそのまま出発。
 車窓からは今日も晴れ渡った空にくっきりとキリマンジャロが見える。右にマウエンジ峰、左にキボ峰が間延びした双耳峰となってはるかな高みに聳えたっている。車を停めてもらって写真を撮る。道沿いにバオバブの木を見つけてまた停車。モシのスーパーマーケットでは、お土産の買いだし。行きに寄ったところより大きくて、値段も安い。
 ナマンガでは通関手続きが行きよりもスムーズにすんだ。心配したケニア側の車とのドッキングも難なくすんで、思ったよりも早く空港に着いてしまった。チャーター便のワンボックスなので乗合のシャトルバスよりはずっと速いようである。
 チェックインもパスポートコントロールもあっという間に済んでしまって、早々とゲートへ。そのあとでかけつけてくれた河上さんとは会えずじまいで機上の人となってしまった。
 
12/30 16:00関空~(難波で夕食)~難波20:00-22:10名古屋-23:00帰宅
 
 ギンギラのドバイを経て、予定通り関空へ。税関で荷物を開けられる事もなくスムーズに南海電車の急行に乗りこんだ。網棚にザックを上げようとして持ち上げた時に違和感があった。ぽんぽんに積めこんだはずのザックのヘッドポケットがスカスカなのである。さらによく見ると、色目が少し違う。大きさも青色も同じなのであるが、少しだけ違うのである。しまった、こいつは他人のザックだ!
 あわてて電車から飛び降りた。みんなもやむなく飛び降りた。間違えたザックを背負って階段を駆け上り、改札口を通してもらって空港へ一目散。税関の出口から中へ入って係官に「荷物を間違えました!」と言うと、さほどビックリした風でもなく、バッゲージクレームの横に相談デスクがまだ残っているからと教えてくれる。なるほど、ベルトコンベアはすでに止まって、荷物は何も残っていなかったが、その脇の小さな机を何人かの客が囲んでいる。「大声でザックを取り違えたのですが」と叫ぶと、係員でなく客の一人が「それなら向こうの隅にいるグループの人ですよ」と教えてくれた。なるほど、4~5人のグループがいる。よく見ると、ナマンガで一緒になった人達である。青いザックもある。「すみません~私が間違えました~」と平身低頭してザックを交換してもらった。

キリマンジャロ登山2006/08/03 00:30

コックのエリサンテ
(実にうまい料理を毎日作ってくれた)

キリマンジャロ登山2006/08/03 00:31

ポーターのサイモン
(モシの事務所の外で、赤ん坊を負ぶった小学生みたいなカミさんを連れて現れた男。実に良く働いた。)

キリマンジャロ登山2006/08/03 00:34

イマニュエル、パトソン兄弟