大日3山日帰り縦走2012/08/28 00:35


室堂乗越から立山3山

先週穂高の屏風のコルで足がつったのは悔しくて、リターンマッチに出かけた。ターゲットは、数年前から温めていた大日3山日帰り縦走(前夜泊)。夕方名古屋を出て、立山駅の駐車場で車内泊し、一番のケーブルとバスで室堂に上がり、ライチョウ沢から奥大日、中大日、大日岳と縦走して称名の滝の下に出て、最終バスで立山駅に戻るというプログラムである。調べてみると、8月第4週になると、美女平ケーブルの始発が30分遅くなり、称名滝観覧バスの最終が30分早くなることがわかった。室堂着が7時50分で、称名の最終バスが4時40分なので、許される時間は8時間50分しかない。一方、ガイドブックでコースタイムを見ると大日岳往復(30分)を含まなくて8時間45分、ぴったりの時間である。ガイドブック時間を短縮できた分だけが休憩時間となる。なかなかゲーム感覚のプログラムである。

大日3山日帰り縦走 (2)2012/08/28 15:01

室堂のにぎわい


期日:2012年8月25日夕方~8月26日
コースタイム:

8/25 名古屋20:00=23:30立山駅前無料駐車場

8/26 晴れのち曇り5:10起床-朝食-5:50チケット売り場6:50=6:57美女平7:05=7:55室堂(2410m)8:07-ライチョウ沢(2260m)8:43-新室堂乗越(2380m)9:06-2514m峰9:48-コル(2484m)9:57-偽頂上(2600m)10:16-10:23奥大日(2605m)10:29-最低鞍部(2409m)11:07-七福園(2490m)11:44-中大日(2500m)11:51-大日小屋(2410m)11:58-12:15大日岳(2501m)12:16-12:26分岐(2400m)12:30-13:52大日平山荘(1725m)14:05-牛ヶ首14:44-称名滝遊歩道(1030m)15:37-称名滝展望台(1070m)-15:59バス停(970m)16:40=17:00立山駅駐車場17:20-(渋滞を避けるために、城端SAでラーメン作って夕食)-22:00名古屋

大日3山日帰り縦走 (3)2012/08/28 15:05

みくりが池の水の色が新鮮だった
いつもの5月連休では、水面が見えない


本当は夕方6:00出発予定だった。それがちょっとした事件が起きて遅くなってしまった。出がけに生ゴミを庭に埋めるためにシャベルを取りに入った物置に巣を作っていたアシナガバチに頭を刺されてしまったのである。あわてて休日診療所の電話番号を探してかけると、土曜日は午後4時半までとのこと。替りに紹介された藤が丘駅前の形成外科に出かけた。外科で点滴をしてもらっているうちに、「ツムラ順天堂68番芍薬甘草湯」を処方してくれるかどうか聞いてもらったところ、あっさりと4日分12袋の処方箋を書いてくれた。その魔法の薬をお守り代わりにザックに入れて、2時間の遅れでいざ出発。

大日3山日帰り縦走 (4)2012/08/28 15:08

室堂周辺お花畑から奥大日(右)と中大日(左)を望む


名神から東海北陸自動車道に入る。白鳥からは対面交通でほとんどがトンネルなので走りにくい。砺波から北陸道に入ると2車線になって解放感がある。立山ICで降りて30分で立山駅前の無料駐車場に着いた。先ほどまで雨が降っていた形跡があったが、今は満天の星空。久しぶりに天の川を見た。
 朝、5時10分起床、ラーメンを煮て食べるつもりだったが予感がして、持参のおにぎりを食べただけで朝食をすませてチケット売り場に行くとすでに100人を超える行列が出来ていた。しまった!先に並んでチケット(時間指定)をゲットしてから朝食にすればよかった。チケット売り場が6時に開いて、なんとか10分遅れの2番ケーブル(6時50分発)が買えた。

大日3山日帰り縦走 (5)2012/08/28 15:15

室堂乗越から剣岳


室堂ターミナル着が7時55分。貴重な時間を使ってターミナルの便所で力んで、出発が8時7分。みくりが池、雷鳥荘と5月連休と同じルートを急ぎ足で通過。観光客を追い抜きながら歩くのでペースが上がらない。ライチョウ沢のキャンプ場を通って称名川を渡り、別山乗越への道を右に分けて新室堂乗越へと向かう。乗越から見上げる剣岳と早月尾根の岩稜が素晴らしい。山崎カールのローソク岩がずいぶん高いところに立っている。あそこから何度も滑っているが、思えばなかなかのところなのである。浄土山の右手には大きな薬師岳の堂々たる姿。そして目指す奥大日は目と鼻の先に美しい三角形となってそびえている。前夜剣御前小屋に泊まった人たちが、すでに奥大日登頂を終えてどんどん降りてくる。当方は時間がないので休憩なしで進む。