第6次エネルギー基本計画(案)パブコメ意見書2021/09/29 23:53

5)汚染水(ALPS処理水)の海洋放出をすべきではない(P9)
 そもそも福島第一原発は放射能の追加放出の権利など無い。放射能量をよう素換算したINES(国際原子力指標尺度)評価によれば、福島第一原発事故で東電は90京Bq(=900ペタBq)(1京=1万兆または10ペタ)の放射能を放出して太平洋と17都県の陸地を過酷に汚染した。世界中の原発が通常運転時に排出している全ての放射能の合計値をはるかに超える放射能を出してしまったのである。その事故炉が事故前の基準に則って年間22兆Bqのトリチウムを流してよいなどと主張することが許されるわけがない。まして、ストロンチウム-90などの核種を告示限界濃度以内なら流してよいなどと言えるわけがない。また、ALPS再処理によってトリチウム以外の核種が完全に除去できる確証がない。また、漁民の反対を押し切るのは政府の約束違反である。

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