小僧森山頂にて
やがてブナ林が終わって森林限界を超えると、火口壁のリムが見えてきた。葉山は火山なのである。大きな爆裂火口が東北方向にひらけていて、リムは西側に半円形に続いている。リムにはいくつかのピークがあり、我々の到達点から見ると、小僧森、大僧森を経て、葉山山頂ピークに続いている。リムから立ち上がっている小僧森は思ったよりも急で細い。しかも風が強い。アイゼン組はどんどん登って行ったが、我々はここで方針の選択を迫られた。強引にシールで登るか、スキーを担いでツボ足で登るか・・・・結論は、スキーをデポしてツボ足で登ると決めた。なにしろ風が強いのである。
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