比叡山(6)2018/05/03 13:06

 東堂~二重の塔の手前を右に入って、渡り廊下の下をくぐると、建物に沿って階段が現れる。これを登れば、大比叡への登山道につながる。


根本中堂を出て茶店の前に出ると、ゴマ豆腐の看板を見て「おいしそう!」の声が出たので、全員で食べた。初めての経験である。ついで東塔の裏手の坂を上って大比叡山頂を目指す。昨年はこのあたりから雪道だったが今年はかけらもない。
 頂上駐車場の望遠鏡の横でゆったりと昼食。昨年もここで食べたが寒くて長居が出来なかったのと比べると、今年は最高である。学生諸君のために赤飯を炊いて握ってきたが、これが大好評だった。

比叡山(7)2018/05/03 13:09

山頂にて記念写真

比叡山(8)2018/05/03 13:11

 きらら坂の登り口に降り立った


下山も例年通りの「きらら坂」。修学院離宮では農作業が始まっていた。高野川に入ると、満開の桜の下を歩くことが出来る。振り返れば、桜並木の上に先ほどまでいた比叡山山頂が見える。但し、すごい人である。
 出町柳の菓子舗「双葉」の大きな最中を買いたかったが、昨年すごい行列だったことを思い出して寄るのをやめた。鴨川に合流しても桜並木は続く。昨年は右岸だったが、今日は左岸を歩いた。5条大橋で川から離れて、高瀬川伝いに木屋町を下り、7条通から京都駅を目指した。学生がスマホにセットした距離計は26キロとなった。高低差が約800mである。
 打ち上げは、お好み焼き屋さんだった。ビールが実にうまい。帰りの米原行き快速も満員で立ちんぼう。米原から乗った豊橋行きでようやく座れた。帰宅すると午後10時。長い一日だった。

比叡山(9)2018/05/03 13:13

清流・高野川に桜が映える

焼石岳(1547m)・栗駒山(1627m)2018/05/03 22:48

胆沢ダムから望む栗駒山

焼石岳は40年以上もの間、気になりつつも登る機会が無かった念願の山である。仙台一高山岳部の3年先輩達4人組(Vier Kameraden)が「Spur(シュプール)」という名の同人誌を刊行し、テントを担いで1泊2日の山行で積雪期登頂した焼石岳の記録を載せていたのである。
 栗駒山は57年前のインターハイ山岳部門宮城県予選の会場だった山である。当時高校2年生だった。1年生部員を連れて参加し、幸運にも県代表に選ばれて朝日連峰で開催された全国大会に出場したのであった。そこでアイガー・ミッテルレギ山稜初登頂で名をはせた槇有恒(まき ゆうこう)氏の記念講演を聞いた記憶がある。氏は敗戦国日本に希望の光をもたらしたと言われているマナスル初登頂の遠征隊長でもあった。
 今回は盛岡の須藤さんを中心とする岩手スキー協のみなさんが企画・先導してくれて実現したプログラムであった。焼石岳は金ヶ崎町在住の獣医師・加藤さんがガイドして下さり、栗駒山は気仙沼市在住の日の出さんが先導して下さった。