ウルスフィヨルド(Ullsfjorden)と周辺島嶼2018(6)2018/05/02 19:40

ケーブルカー上駅からトロムソを俯瞰する


2/24 (晴れ) トロムソ市内観光と買い出し、夕方サザンスター号乗船(泊)
 まずは町を見下ろすケーブルカーに乗って展望台へ。町は海峡にかけられた橋を挟んで両側に発達している。高層建築こそないが予想外に大きな街である。周囲には真っ白な雪山と青い海峡がモザイク模様のように広がっている。まさに絶景である。
 町の中心は観光客があふれていた。なるほど、ヨーロッパ人にとっての北極圏観光のメッカのような町なのであった。魚料理の昼食の後、極地博物館でアムンゼンやナンセンの足跡を見て、スーパーマーケットで行動食と夜の飲み物の買い出しをする。夕方になって行方不明の荷物がホテルに届けられて一件落着。それを持ってヨットに乗船した。
 夜、早速オーロラが出た。「オーロラが出ているよ」という船長の知らせがあって、全員が甲板へ。緑色のカーテンが少しずつ形を変えながら動いている。持参のカメラではバルブがついていないので写らない。ところが、釈さんの4KiPadのカメラは見事にそれをとらえていた。

ウルスフィヨルド(Ullsfjorden)と周辺島嶼2018(7)2018/05/02 19:48

ケーブルで登った山頂からトロムソ全景

ウルスフィヨルド(Ullsfjorden)と周辺島嶼2018(8)2018/05/02 19:52

トロムソは極北の町だが、観光客がたくさんいて意外に賑やか

ウルスフィヨルド(Ullsfjorden)と周辺島嶼2018(10)2018/05/02 19:58

ロアルド・アムンゼン像

イギリスのスコット大佐と競争になった南極点探検で勝利したアムンゼンの合理主義は素晴らしい。200人もの大部隊が全員死んだスコット隊に対して、アムンゼン隊はわずかに5~6人、スキーと犬そりを使って全員が生還した。往路の途中で余分な犬を殺してデポし、帰路の犬のえさにしたという冷徹さにも感服する。スコット隊は壊血病に苦しんだが、アムンゼン隊は生肉を食べてこの病を回避した。ビタミンC欠乏症であることはまだ知られていなかったが、生肉を食べるイヌイットが壊血病にならないことを知っていたらしい。